<カンパネルラ>


朝目覚めたら 君を起こして

今日はちょっと遠くへ出かけよう

行き先など まだ 知らない僕らさ

そう言うと君は少し可愛い顔をする

 

恐れなくていい いつもの帽子と靴でいい

 

僕らは迎えの列車に飛び乗る

ひどく美しい唄 口ずさみながら

 

隣の君に 言いたいことはこんなもんじゃない

背負えないだろう わかってるけど

後ろへと消える 街の全てを

いつだって僕は確かめようとしている

 

急がなくていい 太陽が沈んで行ってもいい

 

過ぎ行く世界に魔法を掛けたら

気の遠くなる時間 側にいられるかな

 

夕暮れ 焼けた街を 透かして見てよ 笑ってみてよ

 

流れる時間に魔法を掛けたら

気の利いたセリフも言える

僕らは明日への列車に飛び乗る

カンパネルラの唄 歌いながら

  


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